20周年記念「金田一少年の事件簿5


20周年記念シリーズも今回でラスト。

前巻から続く「薔薇十字館殺人事件」の完結編。


原作者の天樹さんも原点回帰した作品といっておりました。

簡単なあらすじは「地獄の傀儡師」高遠のもとに届いた脅迫状、その中に書かれていたのは義妹を殺すというもの。

自らのルーツを守るため金田一と取引をし同行してもらうことに。


閉鎖的空間での事件ということや「ローゼンクロイツ」という犯人の呼び名など初期からのファンにはうれしい要素。


高遠が揺さぶりをかけたりなかなか面白い!

犯人の思惑で犯人にしたてられますが予想通りあっさり脱出(笑)(犯人も下調べしてたら分かりそうなのに)


孤立させるため薔薇でゲートをふさぐとかかなり手間がかかりそうなんだけど!


まあエンタメだから細かいことは気にしないで楽しむのがベスト。


個人的な感想としては犯人やトリックにつながるヒントは少なかったと思われます(気づかなかっただけかも)

そして犯人断定の決め手となった不自然な発言ですが犯人を示すものとしてはやや弱いと感じられました。それでも犯人は分かりました(笑)


ただあのような感じの大掛かりなトリックは結構好きです、そして犯人の復讐動機もしっかりしている。

そして高遠の義妹の正体や犯人に対する高遠の行動など事件以外の楽しみもありました。


そして意味あり気なラストシーンが気になります!


今回で記念シリーズは終わりですが次回作も期待したいです。

せっかくですからドラマも(笑)