スカイフォール

製作会社の財政難もあって4年ぶりの新作。シリーズ23作目、50周年記念作品。
007(ジェームズ・ボンド)役は3作目となるダニエル・クレイグさん。
最初のシーン、人影がこちらに向かってくる、光が当たってボンドだと分かる!いきなりのマックスファイヤー!
このシーンだけでなく上海でのネオンをバックにした格闘シーンや長崎の軍艦島をモデルにした敵の本拠地やボンドの誕生の地、スカイフォールでの決戦などビジュアルに工夫を凝らした戦闘シーンが多い。

アバンアクションはシリーズ屈指の出来。列車での格闘中味方の誤射により狙撃されたボンドが鉄橋から川へ転落、その流れをうまく利用し一気に主題歌(アデルさんの曲最高!)に入る。テンションはピークに!
今回は予算の都合上?アクションは少なめで地元ロンドンを中心にされていたのでけいおん!で観たあの光景が!

悪役シルヴァを演じるのはノーカントリーでアカデミー賞を獲得したバビエル・バルデムさん。007の元同僚という設定でクセが強いキャラを好演。監督もアカデミー賞受賞したサム・メンデスさん。

今回の作品はストーリー上の大きな転機で過去のレギュラーだったQ(武器開発)、マネーペニー(秘書)が復活し、マネーペニーの誕生秘話、ボンド出生の秘密や上司Mの交代が描かれている。(個人的には今後ストーリーに制約ができそうなのでいらないかなと)

毎回おなじみのボンドガール。今回はほぼ空気みたいな扱いでちょっと残念。

作品としてはストーリー重視と聞いていたが全体として弱いかな。それでも過去のオマージュもあって充分楽しませていただきました。次回は2年後に前後編の予定だそうです。