「すふぃおん日記かな」より〜ARIAな妄想 2

ハルカは悩んでいた。まさかアキがあのような行動をとろうとは…。
確かにアキは魔王一族にあって異質な考えの持ち主、それもあって私が監視役兼教育を任される事になった。
当初やはりワタシも人間と仲良くしようとするアキの考えを理解できなかった。
しかし教育係としてアキと共に行動することが多くなり彼女の考えが少し分かった。人間とか悪魔とか他の種族とか関係なく友達になりたい仲良くしたいという考えを。そしてワタシは反対だったが一緒に人間の街にいくことに(彼女は1人でちょこちょこ行っていたらしい、人間に変身して)
そこでほんの少しだけ人間も悪い奴ばかりではないと感じた。
最近は監視役いうより友達的関係になってきていた。それだけにあのような行動をとったアキが心配でならない。これからワタシはどうすればいいのだろうか?



ミナコは怒っていた。よりによってアキが人間の味方をするとはおまけに教育係としてつけたハルカまで感化されるとは…。そしてなによりアヤヒ姉さんはなぜそれを認めてしまったのか!?正直アヤヒ姉さんはアキに甘過ぎる。魔王の意思に逆らうような考えも許している。
そもそもなぜ人間と仲良くしようというのか!?
人間は我々の領地まで侵略してきた敵だ。その暴走をとめるためにアタシたちが力を見せつけていかなければならないのに。
なにより人間はアタシの大事な親友を奪った憎き存在。仲良くしようなどとはもってのほか。
だからアキとハルカが止めに入った時凄まじい怒りの感情が巻き起こった。

それでも結局のところ邪魔した2人とともに勇者を抹殺することはできなかった。

だってアタシたちは魔王に仕える4姉妹としてともに暮らしてきたから…。

って姉妹だから見逃したんじゃないんだからね!あんな2人でも魔王軍の貴重な戦力だから惜しいと思っただけよ!勘違いしないで!

なんてアタシは甘いんだろう…。



まだ続く予定です。現在書いているのはここまで。

続きは来週中には書きたいです(笑)